兵庫医大の学術講演会に参加してきました その2

 

国賀先生の講演では、噛む力の強さや物を噛むときの顎の動きによって治療の難しい患者さんがいるということを言われていました。

 

実際長く診療を続けていると、どんなに精一杯治療を行っても、歯が割れたり、治したところが壊れる患者さんがいらっしゃいます。

 

若い頃は自分のやり方の何が悪かったんだろうと悩むこともありましたが、経験を積むに従ってある一定の割合でそういう患者さんがおられるということが分かってきました。

 

物を噛むのは咬筋という顎の筋肉を使っているのですが、その筋肉の力には個人差があり、顎の筋力の強い方はしっかり物が噛める反面、歯にはすごく負担がかかります。

 

そういう方は歯が割れたりすり減ったり、治療したセラミックが欠けたりしやすいです。

 

また物を食べるときの顎の動きが物をすりつぶすように横にずれて噛む方は同じように歯がすり減ったり壊れやすい傾向にあります。

 

中には物をすりつぶすような噛み方でさらに噛む力の強い方もおられますから、そういう方は正に誰が治療してもどんどん歯が壊れていってしまうということが起きます。

 

実際にそういう方にはどういう治療をしたらよいのかというと、できるだけ積極的な治療や大掛かりな治療を行わないというのが最も適した治療となります。

 

そういう手を付けてはいけない例かどうかを判断できるようになることも僕達歯科医にとって大事なことです。

兵庫医大の学術講演会に参加してきました その1

 

1月15日日曜日、雪もちらほら降る中、お昼から兵庫医科大学歯科口腔外科学同門会学術講演会に参加してきました。

 

講演のテーマは

「包括的歯科臨床の実践 個体差から見た審美的配慮と咬合の要点」
明石市開業 国賀就一郎先生と

「2016年に改訂されたARONJポジションペーパーの解説」
兵庫医科大学歯科口腔外科学講座主任教授 岸本裕光先生です。

 

包括的とは「ほうかつてき」と読み、意味は「全てをひっくるめて」ということです。

 

歯の治療で全てをひっくるめてというのはどういうことかというと、重度に歯が悪くなってしまった場合、全体のかみ合わせや歯の位置等を考え、虫歯や根の治療、歯周病の治療、矯正治療、さらにインプラントも含めた複合的な治療をする場合があるからです。

 

参加者は当院との連携治療でお世話になっている野阪口腔外科の野阪先生や、僕が月一回診療に行っている元町の「みきデンタルクリニック」の衛生士さん、芦屋市歯科医師会の先生など多数顔見知りの方がいらっしゃいました。

 

また兵庫医大の岸本教授は僕の阪大の2つ上の先輩ということもあり、親しみを感じながら講演を聞くことができました。

 

内容などについてはまた次の記事でご紹介したいと思います。

 

 

 

当院で行っているマウスピース矯正その1  インビザライン

 

当院で行っているマウスピース矯正は何種類かありますがそれぞれをご紹介したいと思います。

 

インビザライン

alignerpair

 

インビザラインはアメリカの会社より提供されているマウスピースで世界80カ国以上で使用されています。

 

マウスピース矯正はマウスピースを何枚も交換しながら歯を少しずつ動かしていくのですが、インビザラインは最初の一回の型取りだけで矯正終了までのマウスピースを全て作れます。

(マウスピース矯正の種類によっては毎回型取りをするものもあります。)

 

型取りが一回ですむのは利点なのですが、歯が予想通りに動かなったり、患者さんがしばらくマウスピースを入れ忘れて歯が後戻りしてしまった場合などは、後のマウスピースが合わなくなって再度作り直しになってしまう場合があります。

(作り直しの場合費用がかかってくる場合もあります。)

 

マウスピース矯正の中では最も色々な歯並びに対応できますが、その分費用は他のマウスピース矯正よりもかかることが多いです。

ただ、歯を意図したように動かすこと、やや難しい歯並びにも対応できることにおいて、現在一番信頼性のあるマウスピース矯正法です。